EC2ブレンドレート(Blended Rate)とは?

AWS の請求書画面(Billing) でインスタンスタイプの横に表示されているBlended Rateという表記は、
請求金額を利用時間で割ったインスタンスの平均単価のことで、
オンデマンドインスタンスとリザーブドインスタンスが混ざった状態での単価を表しています。

【アカウント全体のコスト】=ブレンドレート(使用したインスタンスの平均単価)×インスタンスタイプごとの利用時間
※ブレンドレートと使用時間を掛け合わせて算出されたアカウント全体のコストはブレンドコスト(Blended Cost)とも呼ばれています。
▼AWSのBilling画面内のBlended Rate表記

リザーブド(RI)購入したインスタンスは、オンデマンドで購入した場合と比べて最大75%の割引となるため、
コスト削減のために戦略的なRI購入をしている場合には、適応されたRI分の正確なコスト把握をしたいわけですが、
コスト把握のためには、RIの利用時間とRI単価を参照しながら自分自身でコスト計算をする必要があります。
特に、複数アカウントで同一インスタンスタイプを購入している場合には、全てのアカウントのコストが混ざってしまうので、
どのアカウントでRIを利用したのか正確なコストを把握するためには、複雑な計算をする必要がありました。

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RI(リザーブドインスタンス)を活用してコスト削減を図るには?

RIとはAWSのインスタンスの購入方法の一つで、事前にキャパシティを予約しておく購入方法です。
使用した金額に応じて支払いをするオンデマンドに比べて最大75%の割引が適応される単価の安いインスタンスです。
利用料の中で単価の安いRIが占める割合をコントロールすることで、AWSの利用料金を削減する効果が期待できます。

RI(リザーブドインスタンス)コストを正確に把握するには?

利用料の中で単価の安いRIが占める割合をコントロールすることで、AWSの利用料金を削減する効果が期待できます。
RI活用によるコスト削減効果を見るには、月が締まった後に、前月分に適応されたRIのコストを確認すれば良いのですが、
特に複数アカウントを開設している場合にはAWSの請求画面上では、“ブレンドレート”と呼ばれる単価で
コスト計算がされているため、正確なRI使用量をアカウント単位で確認することができません。
そのため複数アカウントを開設している時に、アカウントごとのRI利用効果を確認する際には、自分自身でRIのコスト計算をする必要がありました。
以下は、RIのコスト計算方法です。

RIの正確なコスト計算方法

AWSのBilling(請求書画面)で確認できる料金明細ではアカウント全体の請求総額は正確な数値であるものの、
個別アカウントで使用したRI(リザーブドインスタンス)適応額を正確に把握することができません。
そのため、特定のアカウントでコスト削減のためにRIを購入していた場合など、正確なRI適応額を算出したい場合には、
自分自身で以下のような手順でコスト計算をする必要がありました。
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①AWS Billing ReportのCSVを1ヶ月分ダウンロード。(Billing Reportの設定で毎時のコストをS3バケットにCSV格納。)

「CUR」と呼ばれるコスト詳細が書かれたCSVをAWSの請求画面で、S3バケットに自動格納設定することができます。
これは、あらゆるアカウント(PayerもLinkedアカウントも全部)のインスタンス使用量が一覧になっており、
各インスタンスの使用量は正確な値(EC2では利用時間)が出ているものの、コストについては“ブレンドレート”での計算となっています。

②CSVデータをアカウント/インスタンスタイプごとにフィルタする

ブレンドレートを解除して、インスタンスごとの正確なコストを計算するには、まずアカウントごとにシートを分け、
さらにインスタンスタイプごとに計算がしやすいようにシートを加工します。

③インスタンスタイプごとの合計利用時間を計算

EC2ではUsageAmount(Q列)が利用時間となっており、この合計利用時間を算出します。

④リージョンとインスタンスタイプの単価一覧表から単価を参照し、コスト計算する。(OnDemandの場合)

インスタンスタイプの単価一覧表から、購入方法ごとの単価を参照してコスト計算をします。
例)EC2 m3.mediumのOnDemandのコスト計算

1ヶ月間分のEC2(m3.medium)のオンデマンドインスタンス使用料金:

⑤RI購入したインスタンスとCURを見比べてRIインスタンスの利用時間を特定する。

オンデマンドの計算と同じ要領で、RI単価表を参照して、利用時間と単価を掛け合わせてRIの利用料を出します。
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