株式会社NTTデータ様

株式会社エヌ・ティ・ティ・データ

AWS プレミアティア サービスパートナー

業種:システムインテグレーション事業
従業員数:151,600名
Webサイト:https://www.nttdata.com/jp
設立年月日:1988(昭和63)年5月23日
資本金:1,425億2,000万円(2022年3月31日現在)
主な事業内容:
– システムインテグレーション事業
– ネットワークシステムサービス事業
– その他これらに関する一切の事業

当時のユーザーの急増には Ripple 導入なくしては対応が難しかったと考えています。

ご担当者様
ソリューション事業本部データセンタ&クラウドサービス事業部 事業部長 海野 孝幸 様
ソリューション事業本部データセンタ&クラウドサービス事業部 クラウド戦略担当 濱田 浩司 様

チャレンジ: 急激な利用料の伸びに運用が追いつかない

「私たちのチームはNTTデータの各社クラウドサービス(AWS、Azureなど)の提供窓口となり、クラウドベンダーとのアライアンス開拓、サービス利用のためのアカウント管理、ベンダーからの請求情報に基づく支払い及びユーザーへの請求までを含めた一連のリセール業務を行っています。」と語るのは、ソリューション事業本部データセンタ&クラウドサービス事業部 クラウド戦略担当の濱田浩司氏です。濱田氏のチームは社内だけではなく社外ユーザーに対してもサービスを提供しており、合計で数千のアカウントを管理しています。
Alphaus Cloud(Ripple)導入以前にチームが抱えていた請求業務の課題は(1)業務量増加への対応と(2)クラウドベンダーからの請求情報に対するキャッチアップの難しさについてでした。
Ripple 導入以前の請求業務は Excel によって行われており、請求担当者と事務作業者数名に加え Excel のメンテナンス担当者が関わっていました。具体的には AWS から請求データをダウンロードして Excel マクロを使いユーザーごとの請求情報を作成、社内の手続きに沿って請求するという方法をとっていました。ユーザーにより異なる請求条件がある場合もあり、対応に工数がかかり、担当メンバの負担となっていたため、今後も見込まれるアカウント増加に対応する処理能力の増強が喫緊の課題となっていました。
また、各クラウドベンダーからの請求はサービスに応じた特徴があり、かつ頻繁に変化してゆきます。しかしながら日々の業務に追われ、それらを整理・ドキュメント化する時間が十分にありませんでした。そのためノウハウが属人化し、担当者の異動があると後任の再立ち上げに1か月以上の時間を要することもありました。

ソリューション検討

課題の解決を図るべく請求業務を効率化できるサービスを探していたところ、Ripple の紹介があり、他ツールも含めて比較検討を実施することとなりました。

導入の決め手

「ツールの検証を行うなかで、業務量の増加がツール導入によって解決できるだけでなく、顧客ごとの契約条件をあらかじめ設定することで請求に反映できることがわかりました。また、検証時点では存在しない機能も要望としてリクエストすることで公式機能として採用を検討いただくなど、機能拡充に積極的な姿勢を持っている点も評価のポイントとなりました。」(濱田氏)
各クラウドベンダーからの請求に関してもサービスに関わるノウハウは Ripple に任せることができるため、担当者はユーザーに対する請求業務に注力できることが期待されました。
上記より AWS の請求業務に Ripple を全面的に導入することを決定いただきました。


左:アルファスCEO 廣瀬、右:NTTデータ海野様

導入後の効果

Alphaus Cloud(Ripple)の導入により導入前に課題となっていた(1)業務量増加と(2)クラウドベンダーからの請求情報に対するキャッチアップの難しさを解消することができました。

(1)業務量増加: 毎月の請求にかかる担当者の稼動を大幅に削減することができ、これにより請求業務のメンバ増員を抑えることができただけでなく、既存のメンバがサポートやサービスの拡充など他の付帯業務に関わることができるようになりました。「当時のユーザーの急増には Ripple 導入なくしては対応が難しかったと考えています。」と評価いただいています。従来の Excel の利用による属人化からの脱却やデータ転記などによるヒューマンエラーの防止にも繋がりました。
また、Ripple 導入前はリザーブドインスタンス(RI)・Savings Plans(SP) を社内ユーザー部門が購入する際には、会計処理のため申請するようにお願いしていましたが、Ripple で検知できるため申請を不要とすることができ、ユーザビリティの向上につながりました。

(2)クラウドベンダーからの請求情報に対するキャッチアップの難しさ: ツールの導入前までは、各クラウドベンダーからの請求に関してのキャッチアップは自社で行う必要があり、かつその情報を即座に請求過程に反映する必要がありました。Ripple の導入により、新しいサービスや請求情報の変更などは自動的に反映されるため、確認にかかる工数や負担軽減となりました。

Rippleの操作性について

「インタフェースはモダンで直感的にわかりやすく、画面構成も良く考えられている印象を持っています。普段使いするツールですので、これらは非常に大切な点だと考えています。数千アカウントのデータを管理していますが画面操作のレスポンスも良く、これも SaaS として提供されている利点であると考えています。
また、サポートについては弊社が気づく課題だけではなく、クラウドサービスの仕様変更に伴い発生する問題や課題にも先回りして対応いただいており感謝しています。」(濱田氏)

マルチクラウド(AWS・Azure)での利用を決定した背景

当時 AWS を対象とした Ripple の導入は完了していましたが、 Azure(CSP)の請求業務では Excel の使用を続けていました。これは Azure(CSP)のユーザー数がそれほど多くなかったことが主な理由ですが、 Azure の新料金プランである Azure Plan の開始を契機に Ripple に移行することを決定いただきました。
クラウドベンダーの請求変更にも最低限の工数で対応することができ、異なるクラウドサービスの請求情報を単一のインタフェースで確認できることはユーザーの利便性の向上にもつながりました。

これから Alphaus Cloud を活用して目指したいこと

「リセール業務の効率化を目的としてユーザーの申し込みからアカウント発行、請求までのフローを一貫した手続きで実現したいと考えています。Alphaus Cloud は API も充実していますので大きな工数をかけずに連携できるのではないかと期待しています。
また、近年では AWS Control Tower の機能を活用しユーザーみずからアカウントを発行したいというニーズもあるため、発行されたアカウントについて課金のための情報収集と請求の連携を Alphaus Cloud を利用して実現したいと考えています。
今後も Alphaus Cloud を活用し、業務効率化だけではなく利用されるユーザーに対して請求だけではない付加価値を提供してゆきたいと考えています。」(海野氏)

AWS, Azure, Google Cloudのマルチクラウドコスト管理ツール。社内費用按分や部署、プロジェクト単位での正確なコスト把握を実現します。

Rippleは、MSP事業者や利用企業(クラウドCoE・調達部門)を悩ます費用集計、共通費用やベンダーからのクレジットの配賦、請求書発行を自動化します。マニュアル作業の工数や人的ミスを削減しながら、クラウドのコストのビジビリティを上げて、クライアントや利用部門別のコストを可視化します。

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