チャレンジ
急速に成長するクラウド市場の波に乗るために:
プライベートクラウドからマルチクラウド、クラウドネイティブまで網羅的かつ継続的に支援。
クライアント数が増えれば増えるほど、クラウドコスト請求業務にかかる時間やコストが膨れ上がり、集計業務や金額確認作業に優秀な人材やエンジニアのリソースが取られてしまっていました。
市場が急速に成長する中、クライアント数はさらに伸びるとの予測があったため、請求業務効率化や調達コスト削減は目下の課題でした。
毎月の請求データ作成の作業は各AWSアカウントにログインし、PDFファイルと一緒にエビデンスとして営業に共有し、金額をCSVファイルに落とし込み、集計処理を実施。営業確認後に、請求書を発行し各クライアントへ送付していました。毎月の業務工数は、約1、2人×2、3日ほどでした。
ソリューション検討と検証
新サービスをリサーチしている部署に山積した課題を共有し、そこから最適なソリューションを検討、アルファス様を紹介してもらい検証、採用にいたりました。
他のソリューションも検討対象には上がったのですが、日本市場に浸透しているサービスであったことと、細かい会計上の処理にも対応していたことから、ほとんどの業務を自動化できると判断しました。
検証プロセス
検証プロセスにかかった時間は約1ヶ月半ほどで、主に自動化できる範囲と想定している金額が正しく反映されているかの観点で検証を行いました。
検証期間中のサポートや運用に合わせた追加機能など、弊社側の仕様に合わせて開発していただいた点も助かりました。
採用の決め手
請求業務関連のソリューションは日本独自のものが多いので、海外サービスは検討から外し、検証を行いました。細かい会計処理の対応や請求業務の項目追加などができることで、業務がほとんど自動化できる点と、大幅なコスト削減が大きな決め手となりました。
他にも、検証時に弊社の仕様に合わせた追加機能などをスピーディーに実装いただけたこと、充実したサポートも大変助かりました。
導入後の効果
大きく3つの効果を実感できています。1つ目は、請求処理が複雑なReserved Instances や Savings Plans の心配をする必要がなくなったことにより、コスト最適化を行うことができています。2つ目は、請求業務工数を50% 削減することができました。今までは、請求業務はミスが許されないことから、優秀なエンジニアやセールスを集計業務や確認処理にアサインしなければいけませんでしたが、それが必要なくなったことにより、今ではよりビジネスインパクトのある別の業務に集中することができています。最後に、請求業務の自動化が実現できたことにより、属人化していた請求項目や請求内容を一元管理できるようになりました。これにより、別部署の営業やバックエンドとのコミュニケーションコストをかなり軽減することができています。