クラウドコストの管理・最適化ツールを展開するアルファス株式会社(本社:東京都港区、代表:廣瀬肇、以下、当社)は、クラウドコスト最適化ツール「Aqua」を2021年9月30日に正式にリリースすることをお知らせいたします。
当社は、2018年以来、クラウドコストの集約・管理・分析をおこなう SaaS ツール「Ripple」「Wave」を提供してまいり、国内外の Amazon Web Services(AWS)パートナー企業を中心に採用いただいております。近年になり、クラウドコストを把握・分析・最適化し、さらに予算を組んで実行するというようにクラウドコストの管理にPDCAサイクルを持ち込んだフレームワーク「クラウド財務管理(CFM)」が提唱されるようになりました。当社は、新たにコスト最適化に特化したツール「Aqua」を提供することで、クラウドを利用している企業の CFM の定着を支援してまいります。
「Aqua」とは
Aqua は、クラウドコストの最適化を支援する SaaS ツールです。クラウドを利用する企業は、Aqua の活用によって、ビジネスゴールの達成を目指しながらもかかるコストを抑制し、効率的な事業運営をおこなえるようになります。コスト最適化を検討しているが実際に着手できていない企業や、管理している複数の AWS アカウントそれぞれの稼働状況に応じた適切なリソースの活用に課題を持つ企業にとって、Aqua が示す施策レコメンドはコスト最適化を推進する手がかりとなります。現在は AWS に対応しており、今後 Microsoft Azure、Google Cloud Platform にも対応していきます。
「Aqua」の特徴
- CCoE視点でのコスト最適化
全体の利用量に対してどの程度のインスタンスが定価で稼働しているのか、リザーブドインスタンスや Savings Plans が適用されているのか、スポットインスタンスが稼働しているのかを表示します。また低リスクなAWSリザーブドインスタンス、Savings Plans の購入レコメンド機能や期限を通知するアラート機能などが実装されており、効率的なリザーブドインスタンス、Savings Plans の活用を促進します。 - エンジニア視点でのリソース最適化
使用されているインスタンスの容量から無駄を検知し最適なサイズを推奨する「サイズ最適化(ライトサイジング)レコメンド」機能や、一週間のインスタンスの稼働状況を見ながら特定の曜日・時間にどの程度稼働しているのか表示する「スケジューリング」機能を搭載しています。稼働率が低い時間帯にはインスタンスの台数を減らしたり停止することにより、コストの最適化を図ることができます。
AWS Organizations のくくりに関係なく、複数アカウントのコスト状況を横断的に把握でき、全体最適化を実践できることも Aqua の大きなメリットです。コスト最適化のフローをウィザード形式でステップごとに実施する機能も実装予定です。パブリッククラウドのサービスを細かく理解していなくても最適化の内容が把握できる直感的なUIを提供しています。
Aqua は無料トライアルにてお試しいただけます。お気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。